導入事例


株式会社CSIソリューションズ
ThinkPad Tablet 2をシンクライアント端末
として営業職を中心に100台以上を配付。
業務効率化を実現することで
ワークスタイルの変革を推進
サービス
VDI(Virtual Desktop Infrastructure/仮想デスクトップインフラ)構築
効 果
シンクライアント端末としてThinkPad Tablet 2を採用し、業務効率化を実現することでワークスタイルの変革を推進

当事例は、レノボ・ジャパン株式会社が製作した、
弊社のThinkPad Tablet 2の導入事例になります。
VDI構築のご参考になると思いますので、是非ご一読ください。

    • 課題
      • セキュリティやコンプライアンスの観点から持ち出しに制限がかかっているノートブックPCを自由に持ち出したい
      • 外出時の空き時間や移動時間に作業をすることで業務を効率化したい
    • ソリューション
      • 常に社外へ持ち歩く営業職のために約570gという軽量なWindowsタブレット
        「ThinkPad Tablet 2」をベースにしたシンクライアント端末を配付。
      • セキュリティに配慮した運用を行っている
    • 導入効果
      • セキュリティを担保しながら、社外でもオフィスと同等の作業環境を実現することでワークスタイルを変革
      • 社外ではタブレット、社内では大画面ディスプレイに接続しデスクトップとして利用ができるため使い勝手が向上
      • 社内におけるシンクライアント端末運用の成功事例として、お客様へのフィードバックが可能に
VDI環境を持つThinkPad Tablet 2を活用した
当社の運用事例をお客様にフィードバックしていきます。

持ち出し可能なノートブックPCを求めシンクライアント端末の運用を検討

セキュリティ面での制約があまり厳しくなかった時代において、株式会社CSIソリューションズ(以下、CSIソリューションズ)では、営業職の社員が自由にノートブックPCを持ち歩き、お客様に対してPC画面を使ってITシステムの提案・説明するスタイルが定着していました。

しかし近年では、セキュリティだけでなくコンプライアンスの観点から、社内ネットワークから切り離され、利用機能を限定されたノートブックPCのみを持ち出すことができるという新たな運用が定められました。

しばらくその運用が続きましたが、ユーザーからは「社内ファイルサーバーにある提案資料を更新したい」「外出先でもメールをチェックしたい」「決裁業務を外出先でもして欲しい」といった要望が数多く挙がってきました。

そこで検討されはじめたのが、VDI(Virtual Desktop Infrastructure/仮想デスクトップインフラ)」によるシンクライアント端末の運用です。

  • 外出時の空き時間や移動時間を利用しながら
    オフィスと同等の環境で書類を作成しています。
    シンクライアント端末のThinkPad Tablet 2で
    ワークスタイルの変革を実現しました。
    株式会社CSIソリューションズ
    ソリューション営業本部
    第一営業部 担当部長
    小野寺 榮二

2.3kgのノートブックPCでは軽量化に課題が残る

VDI環境におけるシンクライアント端末運用プロジェクトは2011年度からスタートしました。同社の情報システム課 守屋政弘(以下、守屋)は、「最初にiOS搭載タブレットを10 台程度用意してパイロット環境を構築し、運用を開始しました。そこでは業務効率化といったメリットは見込むことができたものの、いくつかの課題に気付くこととなりました」と当時のことを振り返ります。

その課題とは「VDI環境なので、サーバーで動いているWindows OSでないと親和性が低いこと、セキュリティ面での懸念が残ること。そして、業務で使用するのにはキーボードが必要不可欠だ」ということでした。

「これらの課題を解決するために、他社製のWindows Embedded OS採用ノートPCを導入。サーバーを増強した上で、2013 年上半期から営業職中心に20台程度で運用を開始しました。その際、業務の遂行には問題なかったものの、また新たな問題が発生してしまいました。実際に使ってもらったユーザーから『とにかく重すぎる…』という声が相次いだのです。その他社製ノート型シンクライアントPCは2.3kgもの重量があったので、常に端末を持ち歩く営業職からするともっともの声でした」(守屋)。

実際に使うユーザーの使い勝手が悪いようなら改善しないといけません。またその他にもキーボードのキー配列に対する要望も多く挙がっていました。同社では長らくThinkPadを使っており、ファンクションキーや左コントロールキーの配置などが変わってしまうことには抵抗があったのです。そこで、「軽量化」「キーボードのキー配列」をキーワードに、さらなる改善に取り組むこととなりました。

「軽量化」と「専用キーボード」によりThinkPad Tablet 2の採用を決定

CSIソリューションズでは、さまざまな製品を比較検討しましたが、採用を決めたのはタブレット「ThinkPad Tablet 2」をべースモデルにしたWindows Embedded搭載シンクライアント端末「ThinBoot ZERO」(エス・アンド・アイ株式会社提供)でした。重さ約570gというその軽さは申し分ない上に、ThinkPad Tablet 2ドックにドッキングでき、ThinkPad同様の操作感で文字入力ができる専用キーボードを使えることが決め手となりました。「軽量化とキーボードに加えて、インターフェースにMicro USBポートがあることも重要です。ノートブックPCの場合、かさばる上に重いAC電源アダプターが必要になりますが、ThinkPad Tablet 2なら Micro USBポート経由で充電ができます」(守屋)。

その時点で、すでにノートブックPCによるシンクライアント端末の本格運用はスタートしていましたが、2014年上半期からはThinkPadTablet 2へ置き換えをスタート。現在、ThinkPadTablet 2の運用は100台を数えており、ユーザー数は120名にものぼります。営業職の社員に関しては、全員がThinkPad Tablet 2を持ち歩くようになりました。

  • 非常に軽量(約570g)なので持ち歩きに邪魔にならない
    VDI環境を持つThinkPad Tablet 2で業務効率化を実現。
    現在、営業職を中心に100台以上の運用を行っています。
    株式会社 CSIソリューションズ
    経営管理本部
    情報システム課
    守屋 政弘

業務効率化でワークスタイルの変革につなげる

業務効率化をテーマに掲げスタートしたシンクライアント端末運用プロジェクトですが、その延長線上にワークスタイルやワークライフバランスの変革がありました。同社ソリューション営業本部 第一営業部 担当部長 小野寺榮二(以下、小野寺)は、「近年、『残業時間の削減』という取り組みが会社で推進されるようになりました。これまで営業職といえば、お客様先での営業活動が終われば、とにかくオフィスへ戻って業務報告や日報、見積もりなどの作成をするといったことが日常で、残業時間が多すぎることが問題となっていました。しかし前述の取り組みがスタートして、『お客様先での営業活動が定時を過ぎたら直帰しなさい』となったわけです。これまでのワークスタイルでは無理な話ですが、営業職がThinkPad Tablet 2を携行することでそれが実現できるようになりました」と説明します。

営業職の場合、必ず空き時間や移動時間が発生しますので、その時間を利用して書類作成を行うことは可能です。しかもこのThinkPad Tablet 2はシンクライアント端末としてVDI環境で運用しているので、データは端末内に保存されません。万が一、端末を紛失したり盗難されたりした場合でも情報漏えいの心配がないわけです。そのため、アプリケーションやファイルにアクセスしながらの作業でも、オフィスにいるのと同等の環境でありながらセキュリティリスクを軽減できるのです。

また、産休や育休を取得している女性社員に対して、ThinkPad Tablet 2を配付する試みもスタートしました。「自宅から社内ポータルにアクセスができ、メールの送受信ができるようになっています。産休や育休の間に会社と疎遠になり、復職しても結局辞めてしまうようなことが発生しないための配慮であり、現在4名が利用しています。これもワークライフバランスの変革へのひとつの取り組みです」(小野寺)。

オプション製品の充実もThinkPad Tablet2における魅力

ThinkPad Tablet 2の最初の導入から半年が過ぎようとしているCSIソリューションズ。運用当初の細かなトラブルも、OSやAPIのチューニングによって現在ではほぼ解消しています。また、ファンクションキーなど使い方に対する質問も多く寄せられていましたが現在では落ち着いており、オプション製品を活用しながらうまく使いこなしているユーザーがほとんどです。

「ThinkPad Tablet 2はオプション製品が充実しているのも魅力です。例えば、社外では搭載ディスプレイで、社内ではオプション製品のスタンドに大画面の外部ディスプレイを接続するといった使い方をしている人も多いですね。ノートブックPCだと、社外でも社内でも本体のまま使うことが大半だと思いますので、それが大きな違いだと思います」(守屋)。

CSIソリューションズではVDI環境として1ユーザーが使える領域を60GB用意しています。メールはLotus Notesで別の領域に保存されますが、それでも少し足りないといったユーザーのために、ファイルサーバーと上手く組み合わせて領域を確保するようにしています。

また社外での使用が主流になるので、通信環境も気になるところです。「統一した通信環境を用意するのではなく、営業職に配付しているスマートフォンを利用したテザリング、USB型のWiFiアダプターなどのいずれかを利用しています。すでにある通信環境を流用できるので、まとまった追加コストが必要とはならないメリットもあります」(小野寺)。常にネットワークに接続している必要のあるVDI環境なので、LTE、3G、WiFiなど通信環境による体感速度も気になりますが、「使用感覚はほとんど変わりがありません。その理由は社内の構築チームがチューニングの技術を持っており、帯域の幅を絞って厳しくチューニングしたからです」(守屋)。


ThinkPad Tablet 2によるシンクライアント端末運用事例をお客様にも展開

シンクライアント端末運用プロジェクトを無事に成功へと導くことができたCSIソリューションズ。この社内事例をもとにお客様へとフィードバックしようとしています。「私は仮想化を中心としたソリューションの営業を担当しており、お客様に対しては仮想化プラットフォームやVDI環境を提案する立場にあります。当社が抱えていたような課題は、お客様先でもお伺いしておりますので、今回の社内導入事例をお客様へとフィードバックしていきたいですね。シンクライアント端末をまだ見たことがない方も多く、興味を持っていただけるお客様は多いですし、自社で実際に使って体験しているのでメリットも問題点も肌で感じていますから。また今回のプロジェクトは社内のリソースだけで構築を実現しましたので、自信を持ってお客様に提案ができると思っています」(小野寺)。

さらなるワークスタイルの変物理環境と仮想環境との統合を目指す

将来的には全社員の端末をVDI環境に統合することを検討していると語る小野寺。「営業職に対しては、社内の各所にThinkPad Tablet 2ドックを配置して、フリーアドレス制の導入も視野に入れており、さらなるワークスタイルの変革につなげていこうと考えています」と話します。また情報システム部門については、「物理PC端末の管理とVDIの管理を現在は別々に動かしていますが、それを1つにして物理環境と仮想環境とを統合しようと考えています」(守屋)。

新たなスマートデバイスが次々とリリースされていく環境のなかで、VDIは次世代IT環境への布石となります。VDIの構築を確固たるものにし、現時点で一番優れたITを即時にビジネスに導入し、それをお客様へとフィードバックしていくというCSIソリューションズに対して、レノボ・ジャパンはお手伝いを続けていきます。



導入企業プロフィール
会社名 株式会社CSIソリューションズ
本社所在地 〒163-6019
東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー19F
設立 1989年(平成元年)9月21日
URL
SCSKグループの中でIBM及びレノボ製品を主に取り扱うソリューションプロバイダー。サーバー/ストレージ/ デスクトップの仮想化基盤の構築・運用サービスに多くの実績を持つ。
【PDF 版】casestudy_csisolutions.pdf(0.6MB)